芸術工学部・大学院について

関係施設

工作工房

立ち並ぶ工作機械、うなりを上げる丸鋸、火花を飛ばすグラインダーや溶接機。工作工房は、一見雑然とした工場のようにも見えますが、数多くの造形作品が生まれる場所なのです。事実、大橋キャンパス内にあるモニュメントやオブジェ、建築をはじめとしたプロダクトやインテリアのコンペモデルも、その大半がこの作業場で産声を上げました。


芸術工学部に入学した皆さんは、この工房で、基礎造形から各学科専門の実験機器の製作や実習課題、卒業研究にいたるまでのさまざまな実体物の制作を行います。紙、木材、石、鉄といった身近な素材を使い、基礎的な工作技術と、加工のプロセスを学ぶことによって、形や素材に関する感性を豊かにし、さらに専門課程の課題制作をとおして、イメージを具体的な形にするという設計「デザイン」の在り方を、体験的に学ぶこととなります。小さなステーショナリーやテーブルウェアーから、都市を囲むランドスケープアーキテクトまで、創造される物の大きさは変わっても、ここで生まれる作品は、どれもが一人ひとりの個性と才能の原点であり、努力の結晶なのです。工作工房は、そんな皆さんの制作をバックアップする場所であり、感性を育み、個性や才能を開花させる土壌でありたいと思っています。

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