望ましい生活環境を構築するために、人間生活の多様なしくみを把握することにより、道具(用具、機器)・装置・空間などの諸要素、及びそれらのシステムの企画・計画・設計に関する高度な研究を行う。そのために人間特性と芸術・文化に照らして、感性的、科学的、工学的アプローチによるデザイン方法などに関する研究を行う。
安全で快適な生活環境を設計するために、人間の形態学的、生理学的、心理学的及び行動学的側面から、人間-もの-環境系の望ましいあり方に関する高度な教育研究を行う。
次代の生活像を創造するために、近代から現代に至るデザインの歴史・社会・文化的背景を踏まえて、生活空間・機器・用具に係わる具体的なデザイン、およびそれらを統合するシステムの企画・計画・設計の方法に関する高度な教育研究を行う。
人間をとりまく高度な機能を備えた機器やソフトウェアを設計・製作し、また、それらの性能を的確に評価できる能力を持った技術者や研究者を育成することを目的として、機械要素、メカトロニクス、強度解析、人間と機械系との協調、数理・統計学、コンピュータ利用技術について、実験と理論の両面から、高度な教育研究を行う。
工業設計学科の教育、研究上の実験施設で、照度、色温度、温度、湿度、気流、放射熱、気圧、水圧を人為的に変化させ、それらの条件下における基礎生理-生体負担-作業特性について実験し、設計条件についてのより深い理解を求めようとするものである。総床面積が726m2の2階建で、1階には機械室、実験室、観察室の各1室、2階には実験室6室、測定室と制御室がある。