本コースは、フィールドワークに基づいた設計演習を中心とする実践的なプログラムを提供することで、環境・遺産としての建築・景観など空間のデザインとともに、その環境・遺産が未来へつながるための仕組みのデザインを遂行する専門性を身につけた、従来の建築学・造園学・文化財保存学・考古学などの枠を超えた総合的な「環境・遺産デザイナー」を養成します。
そのために、空間的、時間的コンテクストの理解を基本とし、とくに遺産理論講座では環境・遺産の価値を発掘し評価できる能力、環境・遺産マネジメント講座ではその価値を保全し活用できる能力、そして環境デザインテクノロジー講座ではその価値を技術面から向上させ創成できる能力の養成を目指した研究教育を行います。
本コースでは、この環境・遺産デザイナーを目指す明確な意志がある学生を求めます。